今回は「経木アート あかりシリーズ 木の葉(W)」という木工キットを作っていきます。このキットは加賀谷木材さんが販売されている木工キットで、経木(きょうぎ)という薄くスライスした板の木目が美しい、オシャレなスタンドです。
ちょうど寝室に置くスタンドライトを探していたのですが、なんとも優しい雰囲気に惹かれて購入してみました。
本記事では写真と共に作り方を丁寧に解説していますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
このキットについて
主要なネット通販サイトで、3,500円~4,000円ほどで購入できます。
電球や接着剤、紙やすりなど必要なものは揃っていて、部材の質感も高く、この内容にしては高くないと感じました。
組み立てに必要な工具はプラスドライバー(1番/2番)だけです。
組み立てはそれほど難しくなく、達成感も味わえます。
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組み立ての難易度 | ★★☆☆☆ 簡単です |
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良いところ | 木材メーカーならではの良質な部材。工具以外全部セット済。 |
気になるところ | 特になし |
注意点 | 経木は割れやすいので優しく扱いましょう |
部品の確認
このキットには写真のような部材が入っています。部品表通りの部品が揃っているか、破損していないかを確認しましょう。
そして、完成写真や分解図を参考に、各部品がどう配置されるのかをイメージしておくと作業がスムーズに進むでしょう。
作っていこう!
組み立て手順と注意点
部品の確認がOKなら、さっそく作っていきましょう。
説明書には「分解図を見て仮組みをし、必要なら紙ヤスリをかける」よう注意があります。
また、手順としては
1.枠を作る
2.枠をベースに取り付ける
3.ソケット台を取り付ける
4.ソケットをソケット台に取り付ける
5.コードを固定する
6.経木を取り付ける
となっていますが、私は分解図を見て検討した結果、4と3は逆の方が作りやすいと感じましたので、以降の説明では4と3は逆で説明しています。
枠を作る
枠を仮組みした結果、部品番号④上部の枠の溝に③支柱の凸部分がキツくて入らなかったので、紙ヤスリで③の凸部分の厚みを削って入りやすくしました。
入らない・・・。
仮組みでOKとなったので、接着剤を塗って本組みをしました。接着剤は多めに塗って、はみ出た部分を湿らした布で拭き取ると良いです。組み終わったら、角が直角になるように、サシガネや説明書などの用紙を使って調整しましょう。
接着剤が乾いたあと、角を丸める為に紙ヤスリをかけておきました。
枠をベースに付ける
ベースも手触りを良くする為に写真の角部分をヤスリがけしました。
枠の位置決めをします。私はモノサシで測って中心に印を付け、それを目安に位置決めをしました。大体で決めても問題ないですけどね。
次にネジで固定します。ネジは2種類ありますが、大きい方を使います。ドライバーは2番を使います。
木が柔らかいので下穴を開けずに締め付けることができました。枠をベースにしっかり押し付けてネジを締め付けましょう。
締め付け後の写真です。
電球ソケットを付ける
小さい方のネジで固定します。ドライバーは1番(小さい方)を使います。
下穴が無いと割れるかな?と思いつつ締めていくと、案の定ヒビが入ってしまいました。
できればキリなどで下穴をあけましょう。
割れてしまった…。
ソケット台を枠に付ける
接着剤を塗って丸棒を差し込みます。
枠にも接着剤を塗って差し込みます。
コードを固定する
コードストッパーをネジで固定しますが、位置は、ネジの締めやすさとコードの取り回しから写真の位置にしました。端の方だと割れるかもしれませんので、できるだけ中の方がいいかもしれません。
ネジで締め付けます。電球を取り付けて、点灯するか確認しましょう。
経木を付ける
最後にいよいよ、経木を取り付けます。説明書には、経木は割れやすいので端をテープで保護するように指示があります。私はマスキングテープを貼りました。
両端の保護完了。
保護できたら、経木を反らせて枠に差し込みます。反らすときにミシミシ音がして割れそうでしたが意外と大丈夫なようです。ゆっくりと反らせて無事に差し込むことができました。
これで完成です!
使ってみよう
寝室に置いてみました。経木の透かしのような木目が、なんとも柔らかい雰囲気を出していて和室にとてもマッチしますね。洋室でも違和感のないデザインだと思います。
さて、完成してみて、ポイントは枠の仕上がりだと感じました。接着部分に隙間や段差がなるべくできないように作ると、見栄えが良くなります。